Project $1M™ ・ Journal 02

選択肢は並べた。でも、決め手がなかった。

貯め続けるだけでは、欲しい家に近づけないかもしれない。そう気づいてから、実際にお金を動かすまでの間、私はしばらく迷っていました。選択肢はあったのに、決められなかった。その時期の記録です。

貯め続けるだけでは、欲しい家に近づけないかもしれない。そう気づいたからといって、すぐに次の行動を決められたわけではありませんでした。

むしろ、そのあとしばらくのほうが、迷っていた気がします。

前の記録で書いたように、私たちは家を買うために何年もお金を貯めてきました。貯金そのものは増えていました。でも、私たちが見ていた家の価格も、上がり続けていました。

そこで初めて、私は考えるようになりました。

ただ貯め続けるだけで、本当にいいのだろうか。

でも、その問いの次に何をすればいいのかは、分かりませんでした。

貯金は、安心でもあった

それまでの私にとって、貯金は安心そのものでした。

口座にお金がある。何かあっても、すぐに使える。家を買うという目標に向かって、少しずつ数字が増えていく。

だから、そのお金を動かすことには、かなり抵抗がありました。

でも同時に、別の感覚も出てきました。

このままここに置いておいて、
本当に状況は変わるのだろうか。

持っていることで安心できる。でも、持っているだけでは、欲しい未来に近づけないかもしれない。その二つの間で、ずっと迷っていました。

選択肢は、いくらでも見つかった

何か別の方法があるのではないかと思い、少しずつ調べ始めました。

株。不動産。
収入を増やすこと。
自分たちで何かを始めること。

選択肢そのものを見つけるのは、難しくありませんでした。検索すれば、いくらでも情報が出てきます。

うまくいった人もいる。失敗した人もいる。「これが一番いい」と言う人がいれば、まったく反対のことを言う人もいる。

読んでいる間は、分かったような気になります。でも画面を閉じて、

じゃあ、私たちはどうする?

となると、また分からなくなりました。

誰かの成功例をそのまま真似すればいいわけではありません。収入も違う。家族構成も違う。住んでいる場所も違う。これから必要になるお金も違う。どこまでなら怖くても進めるのかも、人によって違います。

私が探していたのは「正解」だったのだと思います。でも調べれば調べるほど、そんなものはないのかもしれないと思うようになりました。

最後に決めなければならないのは、

「何が一番いいのか」ではなく、
「私たちは、どうしたいのか」。

そこだけは、いくら調べても答えが出てきませんでした。

一番引っかかったのは、お金の目的だった

そして、私の中でなかなか越えられないものがありました。私たちが持っていたお金には、ずっと名前がついていたからです。

家を買うためのお金。

何年もそう思って貯めてきました。働いて、残して、少しずつ増やしてきたお金です。だから、そのお金を家以外のものに使うことを考えると、簡単には決められませんでした。

もし減ったらどうする。

そのあと家を買えるチャンスが来たらどうする。

せっかくここまで貯めたのに、間違った判断をしたらどうする。

家を買うためのお金なのだから、そのまま家を買うために持っておく。それが一番まっすぐな答えにも思えました。

でも、そのまま待ち続けて、また家の価格が上がったら。数年後に、また同じ場所で「あのとき何かしていれば」と思うことになるかもしれない。

そう考えると、動かないことも安全とは思えなくなってきました。

ずっと引っかかっていたものが、ようやく一つの問いになりました。

家のために貯めたお金を、
家以外のものに使っていいのだろうか。

これは、どの投資先を選ぶかというだけの話ではありませんでした。何年も信じてきた計画を、自分たちで変えていいのか。私にとっては、そちらのほうが大きな問題でした。

選択肢がないのではなく、決められなかった

振り返ると、この時期に困っていたのは、選択肢がなかったことではありません。むしろ逆でした。選択肢はありました。情報もありました。

足りなかったのは、「私たちはこれを選ぶ」と決めることでした。

何を選んでも、それが正解だったと分かるのはずっと先です。何もしなくても、それが正解だったとは限りません。結局、不確かなまま決めるしかありませんでした。

そして私たちは、一つの方向を選びました。

今振り返ると、大きかったのは「何を選んだか」だけではなかった気がします。それまで私は、家を買うために貯めたお金は、家を買うために使うものだと思っていました。でも初めて、こう考えました。

そのお金を使って、
別の何かを先につくることもできるのではないか。

家を諦めたわけではありません。ゴールを変えたわけでもありません。そこへ向かう道を、変えることにした。

そのあと、私たちは実際にお金を動かしました。

何を選んだのか。なぜ、それを選んだのか。そして、その選択がその後の私たちをどう変えていったのか。それは、Project $1M™の続きに残していきます。

金曜日の貯金を資産に変えた 表紙

Project $1M™ Playbook

その先の判断は、Playbookに記録しました。

何を比べ、何を見送り、何を選んだのか。
お金を動かすまでと、その後に起きたことを、迷いも含めて残しています。

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これは、投資や住宅購入について「こうするべき」と勧めるものではありません。私たちが実際に迷い、考えた過程の記録です。

家族構成、収入、資産、住む地域、リスクへの考え方によって、選択は変わります。

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